「理念に共感しています」

李怡さん(中国・北京)

東京に旅行したのがきっかけで、日本語の勉強を始めた李さん。北京日本文化センターのJF講座で学び始めて2年ほどになります。李さんは中国語の先生で、『まるごと』の理念に賛同し、ご自身の授業にも取り入れているそうです。

-『まるごと』を使って日本語を勉強した印象はいかがですか?

『まるごと』を使った学習はとても楽しくて、毎回授業を楽しみにしています。自分自身が執筆している中国語教材の参考にもなります。

-『まるごと』のどんなところが良いと思いますか?

① レイアウトが合理的で印刷の質も良いです。カラーだし、たくさんの写真やイラストがあり、リアルな印象です。
② トピックが実用的です。新しいトピックも出てきますし、以前勉強したトピックも繰り返し出てきます。難易度がスパイラルに上がっていくので、学びに広がりと深さが出ます。
③ 全体的な内容と構成が合理的だと思います。生き生きとして面白いし、それぞれが緊密に連携しています。聞くことも話すことも練習しますし、文法規則も理解できます。
④ 先にかなが出て、漢字は少し後で出てきます。漢字には発音が表示されているので、発音を覚えるのに役立ちます。

-日本語を使って今後やってみたいことがあれば教えてください。

日本を旅行して、もっとたくさん日本語を使いたいです。もしチャンスがあれば日本人の学生に中国語を教えてみたいです。

「実用的なすぐ実践につながる日本語が学べます」

汪梅子さん(中国・北京)

外国語を学ぶのが大好きだという汪さん。2年ほど前、フランス留学中に日本語の勉強を始めました。幼いころから日本のアニメやドラマ、映画を見たり、中国語に翻訳された日本の小説を読んでいて、日本の歴史や文化、そして日本料理にとても興味があるそうです。

-『まるごと』を使って日本語を勉強した印象はいかがですか?

『まるごと』という教材がとても気に入っていますし、この教材を使って授業を受ける機会もとても大切に思っています。この教材は交流の場面と実生活での応用を重視しているので、授業ではたくさんの対話練習と文化をテーマにしたディスカッションがあり、とても活発で面白いです。

-『まるごと』のどんなところが良いと思いますか?

『まるごと』は構成がとても合理的だと思います。どの課も最初に少し話をして、新出単語に進み、重要会話、そして文法とリーディングへと段階的に学びを深めていくようになっていて、学習のリズムと進度がちょうどよいです。
教科書の中には、例えば外国人が日本人の家を訪問し、長く座っていたら足が痺れてしまったというような些細な、でも面白い場面も描かれていて、思わず笑ってしまいます。
リスニングの内容もとても凝っていて、音声もBGMもとてもすばらしいです。予習復習の際、教科書の音声を繰り返し聞くのが好きです。たくさん聞くと音声に合わせて繰り返して言うことができるようになり、達成感が味わえます。

-『まるごと』で学んだ成果が発揮できたエピソードがあれば教えてください。

2017年の夏に初めて日本に行きました。出発前に国際電話でレストランを予約してみたのですが、レストランとのやり取りがスムーズにできて興奮しました。(使ったフレーズの多くは『まるごと』で学んだものでした。)これは私が初めて授業以外で日本人と日本語で会話して成功した例なので、学習成果の小さな証明書と言えると思います。
他にもあります。一年前に日本人の友人と会ったとき、相手がFacebookに日本語で感想を書きました。その時はいつか友達が書いた内容を理解できるようになりたいと密かに思っていましたが、もう読めることに気づきました。知らない間に進歩していて、とても嬉しいです。

-日本語を使って今後やってみたいことがあれば教えてください。

日本料理が好きなので、一番やりたいことは日本食レストランでバーカウンターに座ってシェフと談笑することです!簡単そうに聞こえますが、本当にこのレベルに達したいと思ったら道のりはまだまだ長いと思うので、がんばって勉強を続けたいです。