「eラーニングで柔軟な日本語学習」

エイミー ラムさん(Amy Lam/オーストラリア・シドニー)

もともと語学学習が好きで、趣味として日本語を学び始めたエイミーさん。日本語のひびきや漢字などにとても興味をひかれたそうです。3年前にシドニー日本文化センターのJF講座で日本語の勉強をスタートし、今は『まるごと』初級2(A2)で学んでいます。

-『まるごと』を使って日本語を勉強した印象はいかがですか?

『まるごと』の教科書とeラーニングサイトはとても良い学習素材です。教科書にはたくさんのイラストがあって、勉強が楽しくなります。「まるごと+」では、授業で学んだことを復習できますし、リスニング力の向上にも役立ちます。フラッシュカードやクイズもあり文法練習の助けになりますし、漢字学習システムと楽しいイラストにも感動しました。おかげで漢字の書き方も少しずつ覚えていっています。

-『まるごと』のどんなところが良いと思いますか?

『まるごと』は日本語学習に柔軟性を与えてくれる、とても優れた学習教材だと思います。「まるごと+」を使えばいつでもどのトピックでも復習することができるので、病気の時や仕事が忙しくて授業に出られない時に助かります。リラックスして学べますし、いくらでもくり返し取り組むことができます。「まるごと+」では日本の生活と文化に関するビデオも見ることができ、教科書の内容以外にもたくさんのことを学ぶことができました。

-日本語を使って今後やってみたいことがあれば教えてください。

私は旅行が大好きで、旅をするといつもクリエイティビティが刺激されるのですが、日本語が分かれば、日本のポップカルチャーや伝統にそのままの形で触れることができると思いますし、自分一人で日本を探検することもできます。地元の方たちとコミュニケーションができれば、旅はもっと楽しく満足のいくものになると思います。
「2020年東京オリンピック(Tokyo Olympic)に行きたいです。 それで、私は今から日本語を一生懸命勉強しています。」(原文ママ)

「話し言葉が以前よりわかるようになりました」

コンスタンス エルウッドさん(Constance Ellwood/オーストラリア・シドニー)

たくさんいる日本人の友人たちと日本語で話したい、と日本語の勉強を始めたコンスタンスさん。ご自身も語学教師で、『まるごと』の実践的なアプローチがとても気に入っているそうです。

-『まるごと』のどんなところが良いと思いますか?

『まるごと』には良い点がいくつもあります。
フルタイムで勉強できない学習者(例えばフルタイムで仕事や勉強をしている人たち)にとってちょうどよいペース設定になっています。私にとってはチャレンジングだけど何とかなるというペースです。
また、文法、語い、表現が実用的な言葉を必要としている人のニーズにあっています。以前よりも話し言葉がわかるようになりました。「いつでも」や「けど」はよく耳にしていましたが理解はしていませんでした。以前使っていた教科書にはこういったことばは紹介されていませんでしたから。話し言葉を聞いて内容がより理解できるようになるという点で、『まるごと』をとても気に入っています。
それから、ウェブサイトでのサポートも充実しています。ウェブサイトを使って予習復習が可能ですし、もっとチャレンジングな活動も可能です。それぞれの課の課題も多すぎず、圧倒されるほどではありません。語学学習ではこういう風に少しずつ継続するということがとても大切です。
あと、『まるごと』はほとんどが日本語で書かれているので、ひらがなやかたかなをたくさん読む練習になります。

-日本語で好きなことばは何ですか?その理由も教えてください。

今のところ「すぎます」がとても使えるので気に入っています。「そうね」もよく使います。日本語を話さない友達には、英語に混ぜて使ったりもします。徐々に理解していく感じを英語のどの表現よりもよく表しているように思います。

-日本語を使って今後やってみたいことがあれば教えてください。

日本語の勉強を続け、いつか日本語を使って陶磁器の勉強をしに行きたいです。

「日本語の文化的背景を理解」

ポール ジョーさん(Paul Jo/オーストラリア・シドニー)

武道に興味があるポールさん。地元のクラブで居合道をはじめ、その経験から関連する日本語や文化を学んだそうです。日本の社会や文化についてさらに理解を深めたいと高校で日本語を学び始め、今はシドニー日本文化センターのJF講座で学んでいます。

-『まるごと』を使って日本語を勉強した印象はいかがですか?

『まるごと』には良い点がいくつもあります。
以前はオーストラリアの高校のシラバスで勉強していたため、はじめはついて行くのが大変だと感じました。でも、『まるごと』の学習法に慣れてからは、日本人が普段使う言葉や、それぞれの単語や表現、イントネーションや言い方に込められた気持ちを理解することができるようになりました。オーストラリアの日本語教科書だと英訳が付いているので簡単ですが、『まるごと』では日本語での説明や文脈を通じ、ことばの意味をより深く理解することができます。一語ずつ直訳していくやり方だと文法的には正しくても間違った日本語を使うことにもなりかねません。例えば「愛している」は英語で「I love you」ですが、文化的な違いがあり、日本では英語で話すのと同じ気持ちで両親や友達などに対して使うことはできませんよね。

-『まるごと』で学んだ成果が発揮できたエピソードがあれば教えてください。

JF講座優秀受講生講座(※)への参加が認められ、日本を訪問して交流する機会がありました。日本へ行く前は日本語力が十分でないことがとても心配でした。一般の方たちと交流した際、ほとんどの単語や文法はすでに『まるごと』を通じて学んでいることに気づきました。コミュニケーションすることにだんだん自信がついてきて、授業で聞いたことのある単語が聞き取れるようになりました。『まるごと』の聴解活動を通じ、日常的な単語なら使うことも聞いて理解することもできましたので、日本の街中でも自由に行動することできました。

-日本語を使って今後やってみたいことがあれば教えてください。

日本の社会をもっと知りたいし、日本語を話してたくさん友人を作りたいです。また、日本で医師として働き、技術的、文化的、社会学的な知識をシェアすることで、医療技術の進歩に貢献したいです。

※JF講座受講生のうち、優秀な成績を収めている学習者を日本に招へいし、講義及び研修旅行等を通じて、日本語及び日本の文化、社会への理解を深めてもらうことを目的とした研修プログラム。